チーズと飲み物のマリアージュ 入門科第8回 前篇

入門科第8回は、チーズと飲み物との組み合わせ方

チーズにはどんなワインやお酒を合わせたらいいのか、迷うことはありませんか。
また、お酒は飲めないけどチーズは大好きという方のために、ノンアルコールの飲み物との
合わせ方はどうなんでしょう。

今日は、みんなが一番に知りたい飲み物とのマリアージュを探りました。

まずは、お酒のことを少しお勉強しましょう。

酒類は大きく分けて3つに分類されます。

(1) 醸造酒:
   果物や穀物の糖分を利用して作る酒で、ワイン、ビール、日本酒はこのカテゴリーに
   入ります。

(2) 蒸留酒:
   醸造された酒を蒸留しアルコール度数を高めたもので、ブランデー、ウォッカ、
   ウィスキー、焼酎、泡盛がこの仲間です。

(3) 混成酒:
   醸造酒や蒸留酒に草木や鼻m果実を混ぜ香味成分や甘味を加えたもので、
   醸造酒ベースのものにベルモットやサングリアがあり、蒸留酒ベースのものには
   カンパリやアマレットなどがあります。

ワインは4つのカテゴリーに分類されます

(1) スティルワイン(Still wine):
   通常のワインのことで、赤、白、ロゼがあります。

(2) スパークリングワイン(Sparkling wine):
   発泡酒のことで、シャンパーニュ、スプマンテ、カヴァ、ゼクトなどがあります。

(3) フォーティファイドワイン(Fortified wine):
    酒精強化ワインのことで、アルコールを強化することによって保存性を高めた
    ワインのことで、スペインのシェリー、ポルトガルのポルト、マディラは世界三大酒                精強化ワインです。

(4) フレーヴァードワイン(Flavored wine):
    スティルワインに果汁、ハーブ、香辛料を加えたワインで、ヴェルモットやサングリア、
    薬草みたいな味わいのシャリュトリューズなどがあります。

そこで、今日のメインテーマであるチーズとワインのマリアージュのポイントとは?

はじめにお断りしておきたいのは、チーズとワインの組み合わせに絶対ということはありません。
なんだそれ!とお叱りを受けそうですが、チーズもワインも嗜好品なので、
それぞれの好みが大きく反映されるからなのです。

いくら私が、これとこれは合いますよ、と言っても、
そんなの、余計なお世話だ!私はこれが好きという人が必ずいます。
それはそれで正解で、各人がおいしいと思うものを飲んだり食べたりするのがいいのです。

でも、あまりに、チーズもワインも種類が多すぎてどれとどれを選んでいいのか、
途方に暮れてしまうこともありますね。そんな時に、組み合わせのヒントを知っていれば、
それぞれの長所を引き出して味の広がりを生み出すことができます。

組み合わせの手掛かりとなるポイントは3つ

(1) 同じ産地同士を合わせる
   例えば、アルザスのウォッシュタイプ-マンステルには、同じアルザスのワイン-ヴァン・
   ダルザスのリースリングを合わせます。

(2) 熟成度合いによる組み合わせ
   フレッシュなチーズにはフレッシュでフルーティーなワインを合わせますし、熟成した
   ハード系のチーズには熟成したコクのあるワインを合わせます。

(3) チーズの成分と合わせる
   これが一番難しいのですが、チーズの味わいの特徴である「酸味」「脂肪分」「塩味」から
   分析していくと、
  <酸味> シャープな酸味なのか、マイルドな酸味なのかによってワインを選ぶ
  <脂肪分> 脂肪分の高いチーズにはフルボディの赤ワインを合わせるのは、ワインの
          タンニンが口中の脂肪分をすっきりさせてくれるからです。
  <塩分> 塩気の強いブルーチーズと極甘口のワイン、例えば、ロックフォールとソーテル
         ヌは王道の組み合わせですね。

ワイン以外の飲み物とのマリーアジュ

(1) ビール
   世界で最も多く日常的にのまれているのはビールです。フランスやイタリア、ギリシャ
   などのワイン大国を除いてはほとんどの国がワインよりビールを多く飲んでいます。

  ちなみに、生産量世界1位は経済成長著しい中国がダントツ1位で、 
  一人当たりの消費量ではドイツが世界一です。やっぱりね!
  
  ビールは色によって淡色系、中濃色桂系、濃色系に分けられますが、どんなタイプの
  チーズにも相性がいいようです。オランダのゴーダやライデンとビールはぴったりですよね

(2) スピリッツ類(ウィスキー、ブランデ;イ、焼酎、泡盛)
   アルコール度数の高い蒸留酒には長期熟成型や高脂肪、塩分の強めのチーズが
   合います。お酒のインパクトが強いのでチーズも味にメリハリのあるものを合わせま
   しょう。
   チーズには必須アミノ酸の一種であるメチオニンが含まれており、それが肝臓に働き
   かけて、二日酔いを防止するという効果があります。

   西洋人が日本人に比べてアルコールに強いといわれるのは、チーズをたくさん食べて
   いるからだそうです。また、チーズの脂肪分が胃壁を保護しアルコールの刺激を抑えて
   いるので、胃にも優しい食べモノなんですよ。

(3) 日本酒 
   日本酒も甘口から辛口まで様々なタイプがあり、チーズとの相性を楽しむことができる
   のはいうまでもないことです。炙ったミモレットと辛口の日本酒は最高ですよね。ちょうど、
   からすみみたいな味わいになります。

(4) ノンアルコール飲料(お茶、コーヒーなど)
   煎茶は繊細な味わいなのでチーズはマイルドでフレッシュなものが合うようです。
   抹茶にはクリームチーズが良く合いjます。抹茶の苦味とクリームチーズの脂肪分が
   程よく抹茶(マッチ)―すみません、オヤジギャクです—寒い?
   
   中国茶(ウベ、キーマンなど) はファームハウスチェダーやパルミジャーノレッジャーノ
   など長期熟成したチーズと素晴らしいマリアージュですよ。

   コーヒーにはケーキのように甘いチーズ(クリームチーズラムレーズンやイエオストなど)
   を合わせるのが一般的ですが、脂肪分高めのスモークチーズやクミンシードが入った
   ライデンなどスパイシーなチーズとも相性がよいようです。

 
 

        

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