チーズと飲み物のマリアージュ 入門科第8回後篇

今日のチーズは、加工されたチーズをラインアップしてみました。

例えば、デュオ・ドゥ・ブリ・トリュフは普通のブリにトリュフを挟むことによって
より付加価値の高いチーズとして売り出すことができます。

また、フロマージュ・フォール(Fromage Fort-強化されたチーズ)は、オリーブ油や
お酒を加えることによって、保存性を高め、個性的な味わいのチーズを作り出します。
今日のチーズの中では、ゴルゴンゾラ・神亀酒粕やサラダに使ったフェタ・オリーブ油漬
がこれにあたります。

今回は8種類のチーズと4種類の飲み物を一緒に出して、一つ一つマリアージュを検証
していきました。

飲み物は、キリン一番搾り、La Mision Merlot 2009 Reserva Maipo Valley
Chille William Fevre、泡盛・暖流熟成古酒30度、AGFモカブレンドの4種。

実家の父がキリンビールの代理店をやっていたことがあり、我が家はキリン派でした。レストランでも父はキリンしか飲まず、たまに置いてないといわれると烈火のごとく怒るので子供ながらに恥ずかしい思いをしていました。でも、やはり、私もキリン育ちなので、ビールはキリン以外は飲みません。習慣とは恐ろしいものです。

チリのマイポヴァレーのラ・ミシオン・メルローは、フランスを代表するシャルドネの作り手
ウィリアム・フェーヴルがチリのマイポヴァレーに作ったワイナリーで製造されたメルロー。

深みのある濃いルビー色、熟したラズベリーや干したプルーンなど凝縮した果実のアロマと
オーク樽の要素がバランスよく、きめ細かなタンニンが溶け込んでいてエレガントな仕上がり。

神村酒造の泡盛・暖流熟成古酒30度は、バーボンに使われたオーク樽で貯蔵した古酒
(クース)70%をブレンド。ほのかな樽の香りとさらっとした甘味とかすかな苦みのバランスが
ほどよく、30度という度数も飲みやすく、「泡盛は強くて飲みにくい」という固定概念を打ち破る
素晴らしいお酒です。

おなじみ、娘の会社AGFのMAXIMモカブレンド。コーヒーの種類の中ではモカが一番好きです。
コーヒーに合うチーズって、ケーキのように甘いものと思いがちですが、今日のチーズの中では、フォレストとライデンがびっくりするほどよく合っていました。騙されたと思って試してみて!

チーズは8種、12時の位置から時計周りに

1. フォレスト
  これがプロセスチーズだなんて、信じられない美味しさです。
  ヒッコリーのチップでスモークしたクリーミーなチーズは、どんな飲み物との相性も
  グッドでした。特にコーヒーとベストマリアージュです!

2. ライデン
  オランダのセミハードタイプで、クミンシードが入ったゴーダです。
  これも何にでも合うチーズですが、特筆すべきは、コーヒーとも泡盛とも素晴らしく調和して
  いること。この懐の深さはどこからくるんでしょうか。謎です。

3. デュオ・ドゥ・ブリ・トリュフ
  フランス・ロレーヌ地方の白カビタイプにトリュフが挟まれた贅沢なチーズで、季節感を
  演出できるため、パーティーのプラトーに盛り合わせると話がはずみますね。
  これは、メルローとの相性が抜群でした。

4. ゴルゴンゾラ・神亀酒粕
  熟成の違うイタリアのゴルゴンゾラ・ピカンテに神亀の酒粕と岐阜県・白扇酒造の三年熟成
  本みりんを練りこんだもの。
  「ものすごくうまい!」 ←こんなコメントするのはプロとして恥ずかしいのですが、
   とにかく文句なしに美味しいの!これには泡盛がベストマリアージュでした。

5. アル・ロメロ
  スペイン・ラマンチャ地方のハードチーズで、表面にローズマリーがびっしりとまぶされて
  いるマンチェゴスタイル。羊のミルクの甘い味わいがローズマリーの香りととてもマッチして
  います。メルロー、泡盛との相性がベストでした。

6. クリームチーズ・ラムレーズン
   オーストラリア産のフレッシュタイプでラムレーズンが生地の中に練りこまれており、高級
   なチーズケーキのようです。
   意外にも、泡盛との相性が今日のマリアージュの中では際立って素晴らしかったです。
   もちろん、メルローとも相性はばっちりでした。

7. ピンザブラン(おまけ)
   はごろも牧場の新城さんが教室のために提供してくださったおまけです。
   1か月熟成なので、とろりととろけ出してちょど食べ頃の状態でした。
   ワインよりは泡盛との相性がとてもよかったです。

8. 味噌漬コンテの炙り
   フランス・フランシュコンテ地方のコンテ6カ月を一昼夜味噌漬にして、ガスバーナーで
   炙ったもの。これは私のお手製です。
    我ながらよくできたと感心しています。炙った味噌の香りが素晴らしく、少しとろけた
   チーズもおいしくて、もっと食べたーい!と叫びそうでした。
   どの飲み物との相性もよかったです。
   チーズの味噌漬けはプロセスチーズでもおいしいので是非作ってみてくださいね。

サラダは、グリークサラダ
フェタ・オリーブ油漬、アンチョビ、ミニトマト、黒オリーブ、キウリ、ニンニクが入っています。
フェタが漬かっているオリーブ油はドレッシング代わりに加え、赤ワインヴィネガーとハーブ塩を軽く振ります。フェタとアンチョビの塩分があるので入れ過ぎないこと。

パンはいつものように宗像堂
カンパーニュ、カレンズ、カシューナッツと黒オリーブのフォカッチャの3種です。

10月はハロウィンの月なので、パンプキンパイを焼きました。
かぼちゃがおいしいこの季節、子供たちも大好きだったのでよく作りました。
卒業した生徒さんからも「パンプキンパイが食べたい」と催促されます。
おいしいわよ♪

秋色のコーヒーカップでモカブレンド
このコーヒーカップは亡くなった義母から譲り受けました。義母が大好きだったカップです。

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チーズと飲み物のマリアージュ 入門科第8回後篇への2件のコメント

  1. アバター 372
    372 コメント投稿者

    コーヒーの紹介ありがとう♪
    どれもおいしそうな組み合わせだね
    久しぶりにチーズを買って、試してみようかな

  2. アバター Yuriko
    Yuriko コメント投稿者

    ほんと、目からウロコですよ、ぜひ試してみて!